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スネイプとポッターと賢者の石(4)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です。)

夏休みを迎え、生徒たちはそれぞれの自宅へとホグワーツをあとにした。ポッターも、リリーの愛の守りが強く効く家へと帰っていった。家にいれば安全なはずだ。私も残務を終えて、ホグワーツを出ることができる。

ポッターたちの入学から10カ月。ほとんどホグワーツを出ていない。「たまには息抜きをするのじゃ」とアルバスにも言われたが、リリーを思えば息抜きなどとんでもない。全力でポッターを守ったつもりだ。

ようやく。ようやくマルフォイ邸に、、、帰ってもよいのだろうか?10か月も顔を出さなかった私を、受け入れてくれるだろうか?ルシウスの動静を探るのも任務の一部だが、それよりも、ルシウスに会いたい。少し気後れしてしまい、ぐずぐずとホグワーツに残っていると、ルシウスからふくろう便が届いた。

「待っているぞ。LM」

私は返事も出さずに校内に走り出た。そしてアパレートしてマルフォイ邸へ。

(以下、性描写があります)

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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

tag : ハリーポッター セブルス ルシウス ナルシッサ

スネイプとポッターと賢者の石(3)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


クリスマス休暇中は、生徒たちが、特にポッターが無謀なことをしたり危険な目にあわないよう見回りをしていした。フィルチにも何かおかしなことに気づいたらすぐ、直接私に知らせるよう頼んでおいた。案の定フィルチから、図書館の進入禁止区域に誰か立ち入った気配があると報告が来た。すぐ駆け付けたが、気配はあるものの姿は見えず、究明はできなかった。(153)

年が明けて生徒たちがホグワーツに戻って来た。まもなくまたクィディッチの試合がある。前回の試合で誰かが、おそらくはクィレルが、ポッターの命を狙っていることがわかったので、気が気ではない。常にポッターの様子をうかがう一方で、クィレルの動きも見張っていなければならない。

グリンゴット銀行からホグワーツに持ってきて隠した『賢者の石』を何者かが狙っているため、教授たちは守りの術をかけることになっているのだが、クィレルの態度が怪しいのだ。永遠の命を得られる『賢者の石』を狙っているようにも見えるし、それにかこつけてポッターを危険に引き込もうとする恐れもある。あらゆる可能性を考えて、ポッターを守るべく対処しなければならない。

いよいよクィディッチの試合の日を迎えた。グリフィンドール対ハッフルパフの試合。グリフィンドールが勝てば優勝となり、我がスリザリンの7年連続優勝が止められることになる。が、それどころではない。とにかく無事終わらせなければ。ポッターの危険を食い止めるべく私は人生初の試合の審判を買って出たが、それでも不安でダンブルドアにも観戦してもらうことにした。私が空中で、ダンブルドアには観客席からポッターを守ってもらう。

試合が始まり、ポッターに危険が及ぶ可能性のあるプレイは躊躇なく反則をとっていった。幸い試合はものの5分で終わったが、それはポッターの活躍によるグリフィンドールの勝利で。。。ほっとして地上に下りると同時に、悔しさがこみあげた。我がスリザリンにグリフィンドールが逆転優勝を決めたのだ。

ともかく無事試合は終わったが、ここで気を許すことなく、クィレルに釘を差しておくことにして、禁じられた森に呼び出した。『賢者の石』について生徒に知られるわけにはいかないからこの場所を選んだのだ。

『賢者の石』を狙う者から守るために、入り口にはハグリッドの三頭犬を放ち、それぞれの教授たちが守りの術をかけている。ススプラウト教授の悪魔の罠、ミネルバの巨大チェス、私の薬の論理パズルといった具合に。

「な、なぜこんな場に呼び出すのですか~?」などととぼけるクィレルに、三頭犬を通り抜ける方法を見つけたのではないかと言って牽制し、さっさと担当する呪文の守りをかけろ、信頼できるか見張っていると脅しておいた。

年度末の試験が近付いた頃、ポッターたちが深夜に寮を抜け出してフィルチに見つかり、ミネルバから減点を食らうという出来事があった。ドラコまで関わっていたために、スリザリン寮監の私に知らせが来た。またもポッター、ウィズリー、グレンジャーの3人組が何やら深夜に怪しい行動をとり、彼らをつけて先生に報告したドラコが巻き添えを食ったのだ。4人そろって夜中に禁じられた森でハグリッドの手伝いをするという罰を受け、かわいそうにドラコはすっかり怯えていた。

しかしこの時ミネルバがグリフィンドールの3人から各50点の減点そとったので、クィディッチの優勝は逃したものの、ハウスカップではスリザリンが再逆転となった。ポッターたちは他の生徒たちからすっかり白い目で見られていい様だ。

年度最終日、大ホールはグリーンとシルバーのスリザリンカラーに彩られていた。各寮の年間総合点が発表され、見事、我がスリザリンがハウスカップを獲得した。テーブルをたたいて喜ぶドラコの姿が可愛らしい。ポッターもどうにか無事だったし、私の苦労も報われたと口元がほころびかけた時。

アルバスが、学年終了直前の得点を加えるとおかしなことを言い出し、雲行きが怪しくなった。

「まずは、ミスター・ロナルド・ウィズリー。ここ数年で最高のチェスを差したことを称えて50ポイント与えようぞ。それからミス・ハーマイオニー・グレンジャー。危機に直面しても冷静で論理だった視点を忘れんかった。称えて50ポイント与えよう。」

ウィズリーがミネルバの巨大チェスを制し、グレンジャーが私の論理マジックを解いたということは。彼らは『賢者の石』に到達したのだ。

それからアルバスはポッターの勇敢な行為を称えて60ポイント、さらにはネビル・ロングボトムに10ポイントを与えて、ハウスカップはグリフィンドールのものとなった。禁じられている部屋に侵入した時点で、減点がありこそすれ得点など。それも微妙に逆転できる点数を加えて。

まったく、グリフィンドールの身びいきは困ったものだ。彼らにはフェアという概念が欠けているのだ。百歩譲ってポッターたちの行動が得点に値したとしても、あえてスリザリン生に衝撃を与えるような演出をすることはないではないか、校長自ら。はしゃいでいたのにがっくり肩を落としたドラコが哀れでならない。こんなことにくじけぬよう休みの間にしっかり鍛えてあげよう。そして来年度は、グリフィンドールからもっと厳格に減点をとっていこうと心に決めた。


『賢者の石』の一件について、後からアルバスから説明を受けた。クィレルにはダークロードが憑依していたこと、ダークロードが永遠の命を求め『賢者の石』を手に入れようとしたこと、『賢者の石』をポッターから奪おうとしたクィレルの手が焼けただれ体が消滅したこと。ダークロードは憑依体を失い去ったこと。

アルバスがずっと前から言っていたように、ダークロードが死んだわけではないことが明らかになった。まだ体を得ていないから力は大きくないが、やがて復活し、ポッターの命を奪おうとするはずだ。私はなんとしてもそれを阻止しなければならない。もと闇の陣営にいた者たちの動向を探り、復活の兆候を見逃してはならないのだ。

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スネイプとポッターと賢者の石(2)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


月が変わり11月に入るといっきに寒くなった。私はまだ痛む脚を引きずりながら、中庭を歩いていた。すると、、、ポッターたち3人組が目に入った。何やら後ろめたい顔つきだ。また何か企んでいるのだろう。大事になる前に阻止せねば。

近付いてみると案の定、図書館の本を持ちだしている。ポッターから本を取り上げると、クィディッチ戦略の本だった。ポッターは1年生のくせに、明日のクィディッチの試合にシーカーで出場するらしい。クィディッチのヒーローだった父親を苦々しく思い出した。またも父親譲りか。明日の試合は我がスリザリンとグリフィンドールの一戦だ。

「図書館の本は外に持ち出し禁止だ。」

我ながらよいことを思いついたものだ。本を取り上げ、グリフィンドールから減点をとった。後ろでもごもご言っているがかまうものか。

夜になっても三頭犬に噛まれた脚がひどく痛む。傷が深く血も止まらないので、夜、職員室でフィルチに包帯をまいてもらった。生徒にはこわがられているが、フィルチは真面目で気心も知れているからつい愚痴がこぼれた。

「ひどいもんだ。どうやったら3つの頭に同時に気をつけられると思う?」

そのとき、ポッターがドアからのぞいているのに気がついた。

「ポッター!」

「本を返していただけないかと思って。。。」

「出て行け!すぐに!」

あわてて脚をローブで隠し、ポッターを追い払った。ポッターを守ろうとして犬に噛まれたと知られるなどとんでもない。しかも三頭犬のことは秘密だ。聞かれただろうか?夜出歩いたことで減点しようと思い付いた時には、ポッターは消えていた。


翌日はクィディッチの試合。我がスリザリンを心ゆくまで応援したいところだが、ポッターが初出場するとなると、気を抜いてはいられない。なんといってもまだ小さな1年生なのだ。事故がないよう見守っていると、、、

ポッターの箒の動きが妙だ。急降下したりジグザグに動いたり、つかまっているのがやっとの有様だ。これは闇の魔術。クィレルか?ともかく、地面にたたきつけられないよう防がなければならない。私は一心に防衛呪文を唱え続けた。

すると、突然足元に火が上がり飛びのいた。同じ教授席にいたクィレルも立ち上がっている。ポッターは?

なんとか体制を整えなおせたようだ。ほっとしたのもつかの間、ポッターがスニッチを手にして、、、我がスリザリンはグリフィンドールに敗れてしまった。声援を浴びて得意げに箒を乗り回す姿はあの忌々しい父親に、、、。いや、ともかく、ポッターが無事でよかったのだ。次はこんなことにならぬよう、私が審判を務めると密かに決意した。箒に乗る練習をしておかねばならない。

「リリー、君の息子がクィディッチの試合で一勝をあげたよ。しかし狙われているから次は危険のないようにする。」


年末のクリスマスシーズン。誰もが浮足立ち、家に帰るのを楽しみにしている。

私もマルフォイ邸に帰り、久しぶりに一息つけると思っていた。今年はポッターのせいで、週末もホグワーツにこもりきりだったのだから。ルシウスに会って広い胸に抱かれたなら、どんなに安らぐだろう。陶器のような肌、上品な匂い、しっくりとなじんだ体のからみあい。告げられぬ秘密を抱えていても、唯一解放される私の居場所。ルシウスもナルシッサも、ドラコの学校生活の話を聞きたがるだろう。

それなのに。ポッターは休暇もホグワーツに残ると言う。人気のなくなったホグワーツに、クィレルとともにポッターが残るとなれば、私も居残るしかない。

今年最後の薬学授業を終え、胸の内でポッターを罵りながら階段を下りて行くと、ウィズリーがドラコに掴みかかっているところだった。当然ポッターとグレンジャーもいる。そしてツリーの木を抱えたハグリッドも。

「ウィズリー!」

怒鳴りつけると、ウィズリーはあわててドラコのローブから手を離した。

「ウィズリーは挑発されたんで。マルフォイが家族のことを侮辱して。」

「そうかもしれんが、ホグワーツではけんかは規則違反だハグリッド。グリフィンドール5点減点!」

可愛いドラコは喜んでいる。さあ、早くルシウスたちのもとに帰るがよい。私は帰れないが。ポッターたちは悔しそうだがいい気味だ。

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スネイプとポッターと賢者の石(1)

(これは『ハリーポッター』の本と映画鑑賞後の、妄想です)



待ちに待った、と言ってよいだろう。この日のために、ホグワーツで学習意欲もない生徒たちに魔法薬学を教え、くだらないいたずらを叱り飛ばし、私のことを内心デスイーターと疑う教授たちとあいさつを交わすという日々に耐えてきたのだ。この日。命をかけて守るべきリリーの息子がホグワーツに来る。私の生きる理由が。

新入生たちが大ホールに入ってくると、私を見つけて手を振ってくるドラコに軽く笑みを送り、リリーの息子を探した。

しかし。

探すまでもなく私の目を捉えたのは、あの、二度と目にしたくない、ポッターの姿だった。私の入学式の日に、ホグワーツ特急の中で突然絡んできた憎らしい少年。なぜジェームス・ポッターがここにいるのだ?

少しでもリリーの面影をと食い入るように眺めたが、小生意気な顔も、くしゃくしゃの髪も、あのポッターそのものだ。悪夢と化したホグワーツの学生時代が走馬灯のようによみがえる。ポッターへの憎しみとともに。ただ、緑の瞳だけが、リリーのものだった。私は目をそむけた。それでも、あの少年を守ることが私の人生なのだ。「生き延びた子」などと祭り上げられて、あのポッターのように、甘やかされて、傲慢に育っているに違いない。

毎年恒例のダンブルドアのばかばかしい演説に、続く生徒たちのバカ騒ぎ。やはりあのとき死ねばよかったと思う心を、リリーの遺志を守る思いで抑え込む。とにかくあの少年の命は守らねばららない。

夜の寝室で、こみあげてくる罵りの言葉を抑え、リリーに語りかけた。

「リリー、今日君の息子に会った。君が身を呈して守ったあの子の命を、これからは僕が守り抜く。必ず。」


年度初めの薬学の時間。スリザリンとグリフィンドールの合同授業だ。まずはポッターの傲慢な性根をたたきなおさねばならぬ。英雄などともてはやされていい気になっていては、命が危険にさらされるのだ。

生徒の出欠から、気合を入れて挑んだ。誰もが英雄だと甘やかしてくれると思ったら大間違いだということを、思い知らさねばならない。ポッターの順番では、一呼吸置いて、皮肉を込めて名を呼んだ。

「おお、ハリー・ポッター、新しいセレブさん?」

出欠を取り終えて、静まり返った新入生たちに魔法薬学の繊細な美学について説明をする。ポッターの様子をみると、なんと、ノートにいたずら書きをしているではないか。

「ポッター!アスフォデルの根の粉末とニガヨモギの浸出液を混ぜるとなにができる?」

ポッターはキョトンとして答えた。

「わかりません。」

「ふん。有名だということは何の役にもたたんな。」

席に詰め寄り、重ねて質問する。隣で誰か手を上げているが、今はポッターの教育だ。

「ではポッター、次だ。ベゾアールはどこで見つけられる?」

「わかりません。」

何も知らぬようだ。予習もしていないのかとさらに問題を出すと、

「僕はわかりませんが、ハーマイオニが手を上げていますから当ててはどうですか?」

と口答えしてきた。なんという、謙虚さの欠片もない生意気な態度。さらに頭も悪い。

「ポッターの口答えで、グリフィンドール1点減点!」

学期がはじまってもこんな調子だった。父親のポッターはそれでも成績は優秀だったが、息子は頭の出来は平凡なのに、傲慢で生意気な英雄気取り、怖いもの知らずの規則破りは父親そっくりだった。

アルバスに訴えたが、他の先生はポッターのことを謙虚で人に好かれ、学業もまあまあ優秀だと言っているとなだめられた。私は偏見を持って見ているのだと。アルバスは私の評価は聞き流し、それよりクィレルに気をつけるよう言った。

クィレル。闇の魔術に対する防衛術(DADA)の教授。ターバンをして、ナヨナヨした口先ばかりの男だ。私がDADAを担当すれば、もっとポッターを、生徒たちを鍛えてやれるのに。ポッターに危害を加えぬよう、クィレルを見張っておかねばならぬ。


ハローウィンの日に事件が起きた。

クィレルが青い顔で、「トロールが地下室に出ている」と大ホールに駆け込んできたのだ。粗暴な巨漢トロールに対面しては、生徒たちが危険にさらされる。

生徒たちを監督生の指示に従ってそれぞれの寮に避難させ、教授たちはクィレルの言う地下室にトロールを探しに行った。クィレルの行動が怪しいので、私はトロールを食い止めるために即座に三階に駆け付けたのだが、、、そこには三頭犬が待ち受けていて、脚を噛まれてしまった。

大きな音に驚いて三階女子トイレに駆け付けると、そこにはポッターとグレンジャーとウィズリーがいて、トロールは倒れて気絶していた。どうやら3人とも無事でほっとした。しかし、無事だったのはよいが、ここは立ち入りを禁じられた廊下。生徒たちはそれぞれの寮に避難させたはずなにに、なぜわざわざ危険な所に来て私たちの手をわずらわせるのか。

当然減点だと思ったが、グレンジャーが2人に助けてもらったのだと言うと、グリフィンドール寮監のミネルバは得点を与えた。そういうことをするといい気になって英雄気取りで規則を破り、またも危険を呼ぶのだと思うが、私の権限ではないのでやむを得ない。

気がゆるむとともにズキズキと痛み始めた脚を引きずりながら、女子トイレをあとにした。

「リリー、今日はハローウィンだ。君もこちらに帰ってきているのかな?君の守りか、とにかく君の息子が無事でよかったよ。」

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