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セブルス・スネイプと死の秘宝(16)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


ダークロードから、ポッターがホグワーツのレイブンクローの部屋に行くかもしれないから注意せよとの緊急指示が来て、私はいよいよ最後の時が訪れたことを知った。

ポッターがホグワーツにあるホークラックスを探す時間をできるだけ稼ぎたい。うまくすれば、ポッターがホークラックスを見つけた後で捕まえて、校長室で最後の真実を伝えることができるかもしれぬ。ダンブルドアの肖像画に口添えしてもらえば、ポッターも素直に事実を受け止めるだろう。

ダンブルドアが言っていたように、ダークロードがナギニに保護呪文をかけて手元においている確認はできないが、これがナギニとポッター自身を除く最後のホークラックスであることは確信していた。ダークロードの緊急指示もそれを示していると言える。


私はまずアレクト1人に様子を見に行くよう指示し、アミカスは止めおいた。しかしまもなく左腕の闇の印が焼け焦げた。アレクトがポッターを見つけ、ダークロードに知らせたのだ。

「セブルス、アレクトがダークロードを呼んだ!逃がしたりしたらマルフォイ一家の二の舞になるぜ!」
 
駆けだしたアミカスを先にやり、私は急いでダンブルドアの肖像画に確認した。

「もう、ポッターに知らせてもよい時ですね?ダークロードもこちらに向かうはずです。」

「ふむ、、、よいじゃろう。じゃが、ぎりぎりまで待つのじゃ、セブルス。慎重にの。もしハリーの気持ちがくじけてしまったら・・・。様子を見て柔軟に判断するのじゃ。おまえさんなら正しく判断できるじゃろう。」

私は廊下に出て、様子をうかがうことにした。深夜の廊下は人通りもなく、静まり返っている。ポッターたちがカロー兄妹の動きを封じたところでポッターを捕えて校長室につれてくることができれば・・・。あるいはカロー兄妹がポッターを捕まえたとしても校長室に連れてくるはずだから、そこで兄妹に忘却術か失神呪文をかけてしまえばよい。

いずれにしても、アレクトの呼び出しでダークロードがこちらに向かっているはずだから、たいして時間はない。しかし、ポッターに最後の真実を伝えることができさえしたら、あとは逃がすか、最悪私の立場がバレても、闘って守ればよいのだ。だが、ここで戦いが広がれば、他の生徒たちに危険が及んでしまう。ダークロードがつく前になんとかポッターを捕まえなければ。あとどのくらい時間は残されているのだろう?

と、騒ぎを聞きつけたのか、ミネルバがレイブンクローの部屋のほうから走って来た。甲冑の陰に隠れたが、気づかれてしまったようだ。

「そこに居るのは誰です?」

ミネルバがこちらに杖を構えてきいた。

「私だ。」

やむなく杖を構えて歩み出た。

「カロー兄妹はどこにいる?」

ミネルバの敵対的な態度から、透明マントをかぶってポッターが近くに居ると推測できた。

「あなたが指示した場所に居ると思いますよ、セブルス。」

「私の印象では、アレクトが侵入者を捕まえたようだが。」

「そうですか?なぜそのような印象を?」

私は闇の印が刻まれた左腕を軽く曲げて見せた。わかるだろう?闇の印が焼けたのだ。ダークロードがここに来るのだ。

「ああ、当然そうでしたね。あなた方デスイーターは仲間内の通信手段をお持ちでしたね、忘れていました。」

嫌味な言い草だ。闇の印があるのは知っているくせに。しかもダークロードが向かっていることは気づかないようだ。とにかく、ポッターがいるなら早く捕まえねばならぬし、そうでなければ、まだ私の立場を知られぬほうがよい。ポッターに最後の真実を伝えるまでは、闇陣営の者を装ってホグワーツを守らねばならぬ。かまをかけたが、ミネルバはのらりくらりとかわしている。もう無駄に費やす時間はない。

「ハリー・ポッターを見たのですか、ミネルバ?もしそうならば、私はなんとしても・・・」

言い終わらぬうちに、ミネルバの杖が空を切った。とっさに楯の呪文で防ぐと、ミネルバが体勢をくずした。しかし次の攻撃は早かった。ミネルバが壁の松明に杖を振ると、火の輪が廊下に広がった。私がそれを黒い蛇に変えると、ミネルバは吹き飛ばして煙に変えた。煙はすぐに形を変えて固まって、たくさんのダガ―ナイフが雨のように私に向かって飛んできた。とっさに甲冑で防ぐ。ダガ―ナイフは次々と甲冑の胸に突き刺さった。

「ミネルバ!」

フリートウィック教授が叫びながら走ってきた。

「やめろ!これ以上、ホグワーツで人を殺めるな!」

フリートウィックの呪文で、甲冑が私を捕えて締め付けてきた。後ろからスプラウト教授、さらにスラグホーン教授も走って来る。

私は甲冑をなんとか振りほどいて、攻撃者たちに向かって投げつけた。甲冑が壁に当たる瞬間、横に飛ぶ足が見えた。透明マントをかぶって誰かいたのだ。ポッターか、ポッターと仲間か。

危ないところだった。これ以上防戦しては彼らを傷つけてしまう。ポッターを。私が守ってきた者たちを・・・。やむをえない。あと一歩のところだったのだが。

私は意を決して向きを変えた。人気のない教室に向かって走る。すぐ後ろから皆が追ってくるのがわかった。教室の窓のガラスを破り、私は空に飛んだ。背後からミネルバの叫び声が追って来た・・・。

「臆病者!臆病者!」

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tag : ハリーポッター ミネルバ

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