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ルーピンの物語6

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)

6年生になると、ジェームスたちの『いたずら』は、ややおさまったように見えた。シリウスは相変わらず「やろうぜ」と言うこともあるけど、ジェームスは派手に人目につくことは避けようと決めたらしい。僕らを含む4人で計画的に嫌がらせすることはなくなった。スネイプと顔を合わせれば杖を向けあっているようだけど、一対一でやり合っている分には、どっちもどっちだし、僕が居たたまれない思いをすることもない。それはいいけれど。

スネイプはたいてい一人で、にらみつけるように本を読んでいた。たまにスリザリン生と一緒にいるのを見かけるとそれはデスイーターになると言われているグループで、僕はジェームスたちの、いや、僕らのしたことが原因で、スネイプをますますそちらに追いやったのではないかと気がかりでならない。気になってたまらず、ジェームスの眼を盗んでリリーをつかまえてみた。

「ねえ、リリー、スネイプのことなんだけど、最近どうしてるか知ってる?」

「スネイプとはもう絶交したから、私は何も知らないわ。」

きっとした目で、身構えるように答える。

「だけど君はずっとスネイプの友達だったし、スネイプがあんなこと言ったのは逆上してたからだってわかってるよね?」

「リーマス、ジェームスに何を言われてきたか知らないけど私はもう」

「ジェームスに言われて来たわけじゃないよ。スネイプが、その、ちょっと心配で。」

「心配?あなたたちがスネイプを心配してるですって?」

「だから、僕だけだよ。なんか僕たちのせいでスネイプがデスイーターになってしまう気がして。」

探るような目を向けた後、リリーはふっと肩を落として言った。

「セブは闇の魔法が好きなだけなのよ。でも根は悪い人ではないわ。孤独でちょっと変わってるし、間違うこともあるけど、まじめで、まっすぐで、やさしいところだって」

「知ってるよ。だから心配してるんだ。僕には勇気がなくてジェームスたちを止められなかったけど君は・・。」

「そうよ。いつもかばってきたわ。でも、私がかばえばかばうほどセブがいじめられるから。それに、セブにも頭を冷やして考えてもらいたいの。デスイーターがマグルにどんなひどいことをしているか。だってもともと私たちは」

ちょうどジェームスたちがやって来て、リリーは口を閉じた。

「リーマス、リリーと何話してるんだよ?」

「ちょっと魔法薬学を教えてもらってたんだ。」

「エバンズと仲良くするとジェームスにやきもちやかれるぞ~」

シリウスが僕に抱きついてきながらからかって、リリーはつんと顔をそむけて去って行った。

それまでと比べると平和に時は過ぎ、去年のような大きな事件もないまま6年は終わった。
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)6年生になると、ジェームスたちの『いたずら』がおさまってきて、僕はいたたまれない思いをすることもなくなっ...
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