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スネイプとポッターと賢者の石(2)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


月が変わり11月に入るといっきに寒くなった。私はまだ痛む脚を引きずりながら、中庭を歩いていた。すると、、、ポッターたち3人組が目に入った。何やら後ろめたい顔つきだ。また何か企んでいるのだろう。大事になる前に阻止せねば。

近付いてみると案の定、図書館の本を持ちだしている。ポッターから本を取り上げると、クィディッチ戦略の本だった。ポッターは1年生のくせに、明日のクィディッチの試合にシーカーで出場するらしい。クィディッチのヒーローだった父親を苦々しく思い出した。またも父親譲りか。明日の試合は我がスリザリンとグリフィンドールの一戦だ。

「図書館の本は外に持ち出し禁止だ。」

我ながらよいことを思いついたものだ。本を取り上げ、グリフィンドールから減点をとった。後ろでもごもご言っているがかまうものか。

夜になっても三頭犬に噛まれた脚がひどく痛む。傷が深く血も止まらないので、夜、職員室でフィルチに包帯をまいてもらった。生徒にはこわがられているが、フィルチは真面目で気心も知れているからつい愚痴がこぼれた。

「ひどいもんだ。どうやったら3つの頭に同時に気をつけられると思う?」

そのとき、ポッターがドアからのぞいているのに気がついた。

「ポッター!」

「本を返していただけないかと思って。。。」

「出て行け!すぐに!」

あわてて脚をローブで隠し、ポッターを追い払った。ポッターを守ろうとして犬に噛まれたと知られるなどとんでもない。しかも三頭犬のことは秘密だ。聞かれただろうか?夜出歩いたことで減点しようと思い付いた時には、ポッターは消えていた。


翌日はクィディッチの試合。我がスリザリンを心ゆくまで応援したいところだが、ポッターが初出場するとなると、気を抜いてはいられない。なんといってもまだ小さな1年生なのだ。事故がないよう見守っていると、、、

ポッターの箒の動きが妙だ。急降下したりジグザグに動いたり、つかまっているのがやっとの有様だ。これは闇の魔術。クィレルか?ともかく、地面にたたきつけられないよう防がなければならない。私は一心に防衛呪文を唱え続けた。

すると、突然足元に火が上がり飛びのいた。同じ教授席にいたクィレルも立ち上がっている。ポッターは?

なんとか体制を整えなおせたようだ。ほっとしたのもつかの間、ポッターがスニッチを手にして、、、我がスリザリンはグリフィンドールに敗れてしまった。声援を浴びて得意げに箒を乗り回す姿はあの忌々しい父親に、、、。いや、ともかく、ポッターが無事でよかったのだ。次はこんなことにならぬよう、私が審判を務めると密かに決意した。箒に乗る練習をしておかねばならない。

「リリー、君の息子がクィディッチの試合で一勝をあげたよ。しかし狙われているから次は危険のないようにする。」


年末のクリスマスシーズン。誰もが浮足立ち、家に帰るのを楽しみにしている。

私もマルフォイ邸に帰り、久しぶりに一息つけると思っていた。今年はポッターのせいで、週末もホグワーツにこもりきりだったのだから。ルシウスに会って広い胸に抱かれたなら、どんなに安らぐだろう。陶器のような肌、上品な匂い、しっくりとなじんだ体のからみあい。告げられぬ秘密を抱えていても、唯一解放される私の居場所。ルシウスもナルシッサも、ドラコの学校生活の話を聞きたがるだろう。

それなのに。ポッターは休暇もホグワーツに残ると言う。人気のなくなったホグワーツに、クィレルとともにポッターが残るとなれば、私も居残るしかない。

今年最後の薬学授業を終え、胸の内でポッターを罵りながら階段を下りて行くと、ウィズリーがドラコに掴みかかっているところだった。当然ポッターとグレンジャーもいる。そしてツリーの木を抱えたハグリッドも。

「ウィズリー!」

怒鳴りつけると、ウィズリーはあわててドラコのローブから手を離した。

「ウィズリーは挑発されたんで。マルフォイが家族のことを侮辱して。」

「そうかもしれんが、ホグワーツではけんかは規則違反だハグリッド。グリフィンドール5点減点!」

可愛いドラコは喜んでいる。さあ、早くルシウスたちのもとに帰るがよい。私は帰れないが。ポッターたちは悔しそうだがいい気味だ。
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まとめtyaiました【スネイプとポッターと賢者の石(2)】

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)月が変わり11月に入るといっきに寒くなった。私はまだ痛む脚を引きずりながら、中庭を歩いていた。すると、、、
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