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スネイプとポッターと賢者の石(3)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


クリスマス休暇中は、生徒たちが、特にポッターが無謀なことをしたり危険な目にあわないよう見回りをしていした。フィルチにも何かおかしなことに気づいたらすぐ、直接私に知らせるよう頼んでおいた。案の定フィルチから、図書館の進入禁止区域に誰か立ち入った気配があると報告が来た。すぐ駆け付けたが、気配はあるものの姿は見えず、究明はできなかった。(153)

年が明けて生徒たちがホグワーツに戻って来た。まもなくまたクィディッチの試合がある。前回の試合で誰かが、おそらくはクィレルが、ポッターの命を狙っていることがわかったので、気が気ではない。常にポッターの様子をうかがう一方で、クィレルの動きも見張っていなければならない。

グリンゴット銀行からホグワーツに持ってきて隠した『賢者の石』を何者かが狙っているため、教授たちは守りの術をかけることになっているのだが、クィレルの態度が怪しいのだ。永遠の命を得られる『賢者の石』を狙っているようにも見えるし、それにかこつけてポッターを危険に引き込もうとする恐れもある。あらゆる可能性を考えて、ポッターを守るべく対処しなければならない。

いよいよクィディッチの試合の日を迎えた。グリフィンドール対ハッフルパフの試合。グリフィンドールが勝てば優勝となり、我がスリザリンの7年連続優勝が止められることになる。が、それどころではない。とにかく無事終わらせなければ。ポッターの危険を食い止めるべく私は人生初の試合の審判を買って出たが、それでも不安でダンブルドアにも観戦してもらうことにした。私が空中で、ダンブルドアには観客席からポッターを守ってもらう。

試合が始まり、ポッターに危険が及ぶ可能性のあるプレイは躊躇なく反則をとっていった。幸い試合はものの5分で終わったが、それはポッターの活躍によるグリフィンドールの勝利で。。。ほっとして地上に下りると同時に、悔しさがこみあげた。我がスリザリンにグリフィンドールが逆転優勝を決めたのだ。

ともかく無事試合は終わったが、ここで気を許すことなく、クィレルに釘を差しておくことにして、禁じられた森に呼び出した。『賢者の石』について生徒に知られるわけにはいかないからこの場所を選んだのだ。

『賢者の石』を狙う者から守るために、入り口にはハグリッドの三頭犬を放ち、それぞれの教授たちが守りの術をかけている。ススプラウト教授の悪魔の罠、ミネルバの巨大チェス、私の薬の論理パズルといった具合に。

「な、なぜこんな場に呼び出すのですか~?」などととぼけるクィレルに、三頭犬を通り抜ける方法を見つけたのではないかと言って牽制し、さっさと担当する呪文の守りをかけろ、信頼できるか見張っていると脅しておいた。

年度末の試験が近付いた頃、ポッターたちが深夜に寮を抜け出してフィルチに見つかり、ミネルバから減点を食らうという出来事があった。ドラコまで関わっていたために、スリザリン寮監の私に知らせが来た。またもポッター、ウィズリー、グレンジャーの3人組が何やら深夜に怪しい行動をとり、彼らをつけて先生に報告したドラコが巻き添えを食ったのだ。4人そろって夜中に禁じられた森でハグリッドの手伝いをするという罰を受け、かわいそうにドラコはすっかり怯えていた。

しかしこの時ミネルバがグリフィンドールの3人から各50点の減点そとったので、クィディッチの優勝は逃したものの、ハウスカップではスリザリンが再逆転となった。ポッターたちは他の生徒たちからすっかり白い目で見られていい様だ。

年度最終日、大ホールはグリーンとシルバーのスリザリンカラーに彩られていた。各寮の年間総合点が発表され、見事、我がスリザリンがハウスカップを獲得した。テーブルをたたいて喜ぶドラコの姿が可愛らしい。ポッターもどうにか無事だったし、私の苦労も報われたと口元がほころびかけた時。

アルバスが、学年終了直前の得点を加えるとおかしなことを言い出し、雲行きが怪しくなった。

「まずは、ミスター・ロナルド・ウィズリー。ここ数年で最高のチェスを差したことを称えて50ポイント与えようぞ。それからミス・ハーマイオニー・グレンジャー。危機に直面しても冷静で論理だった視点を忘れんかった。称えて50ポイント与えよう。」

ウィズリーがミネルバの巨大チェスを制し、グレンジャーが私の論理マジックを解いたということは。彼らは『賢者の石』に到達したのだ。

それからアルバスはポッターの勇敢な行為を称えて60ポイント、さらにはネビル・ロングボトムに10ポイントを与えて、ハウスカップはグリフィンドールのものとなった。禁じられている部屋に侵入した時点で、減点がありこそすれ得点など。それも微妙に逆転できる点数を加えて。

まったく、グリフィンドールの身びいきは困ったものだ。彼らにはフェアという概念が欠けているのだ。百歩譲ってポッターたちの行動が得点に値したとしても、あえてスリザリン生に衝撃を与えるような演出をすることはないではないか、校長自ら。はしゃいでいたのにがっくり肩を落としたドラコが哀れでならない。こんなことにくじけぬよう休みの間にしっかり鍛えてあげよう。そして来年度は、グリフィンドールからもっと厳格に減点をとっていこうと心に決めた。


『賢者の石』の一件について、後からアルバスから説明を受けた。クィレルにはダークロードが憑依していたこと、ダークロードが永遠の命を求め『賢者の石』を手に入れようとしたこと、『賢者の石』をポッターから奪おうとしたクィレルの手が焼けただれ体が消滅したこと。ダークロードは憑依体を失い去ったこと。

アルバスがずっと前から言っていたように、ダークロードが死んだわけではないことが明らかになった。まだ体を得ていないから力は大きくないが、やがて復活し、ポッターの命を奪おうとするはずだ。私はなんとしてもそれを阻止しなければならない。もと闇の陣営にいた者たちの動向を探り、復活の兆候を見逃してはならないのだ。
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(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)クリスマス休暇中は、生徒たちが、特にポッターが無謀なことをしたり危険な目にあわないよう見回りをしていした...
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