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スネイプとポッターと賢者の石(4)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です。)

夏休みを迎え、生徒たちはそれぞれの自宅へとホグワーツをあとにした。ポッターも、リリーの愛の守りが強く効く家へと帰っていった。家にいれば安全なはずだ。私も残務を終えて、ホグワーツを出ることができる。

ポッターたちの入学から10カ月。ほとんどホグワーツを出ていない。「たまには息抜きをするのじゃ」とアルバスにも言われたが、リリーを思えば息抜きなどとんでもない。全力でポッターを守ったつもりだ。

ようやく。ようやくマルフォイ邸に、、、帰ってもよいのだろうか?10か月も顔を出さなかった私を、受け入れてくれるだろうか?ルシウスの動静を探るのも任務の一部だが、それよりも、ルシウスに会いたい。少し気後れしてしまい、ぐずぐずとホグワーツに残っていると、ルシウスからふくろう便が届いた。

「待っているぞ。LM」

私は返事も出さずに校内に走り出た。そしてアパレートしてマルフォイ邸へ。

(以下、性描写があります)
ルシウスナルシッサ、帰ったばかりのドラコ。みんな笑顔で迎えてくれた。ドラコは興奮しながらグリフィンドールの悪口を言い、私も大いに同調した。ルシウスナルシッサはドラコの成績を熱心にきいてくる。ドラコは優秀だが、学年トップはグレンジャーだと言うと機嫌が悪くなった。ドラコが少し叱られたのを潮に、それぞれ部屋に引き上げた。

こういう時ナルシッサがどう思かと考えないではないが、、ルシウスは当然のように私と一緒に部屋に来る。部屋に入り後ろ手で扉を閉めると同時に、抱きすくめられていた。

「セヴィ、10か月だ。10か月も。」

ルシウスが耳元で囁きながら、唇を首筋に這わせてきた。返事の代わりに、背中にまわした手に力を込める。抱き合ったお互いの体の欲望は明らかで、どちらともなくその部分を擦りつけていく。ルシウスの欲望が嬉しく、安心し、体の奥からさらに欲望がこみ上げてくるのを感じた。

唇を合わせたままローブをはぎ取られ、2人ベッドに倒れこむと、ルシウスが器用にシャツのボタンをはずしていく。一糸まとわぬ身となった私の体を確かめるように、ルシウスは唇を、手を這わせている。快楽にあえぎ声を抑えられなくなった頃、ルシウスが私の瞳を覗き込んできた。

「10か月も何をしていたのだ、セヴィ?」

動揺を隠し、頭の一部に冷静さを呼び起こす。まさか、ポッターを守って校内を見張っていたなどとは言えない。

「仕事が、忙しくて、、、学校というところはいろいろと雑事が、、」

「そんなことを聞いているのではない。ほかの男に抱かれていたわけではあるまいな?」

頭がかっと熱くなった。

「ルシウス!ほかの男など。」

「では、ずっと、しなかったのか?10か月ぶりの交わりと?」

からかうようなルシウスに、黙ってうなずくが、顔が赤らんでくる。ルシウスは私の背中にまわした手を徐々に下ろしていき、腰からさらに下の奥まった開口部に指を這わせてきた。感触を確かめるようにその部分を指で撫で、指先をそっと中にすべり込ませてくる。痛みとも快楽ともいえぬ刺激に、うめき声がもれた。

「たしかに久しぶりのようだな、セヴィ。まるで初めてのような体だ。」

満足げなルシウスの声。そう、初めての時から、私にはあなただけだ。

初めてルシウスに抱かれた時。17歳の夏。今から振り返っても、私の性的な成長は遅かったと思う。子供の頃の栄養失調が原因かもしれない。同年代の少年が集まる寮生活で、夢精や自慰の気配が感じられる頃になっても、私にその兆候はなく、コンプレックスを感じるとともに、汚らしい穢れと軽蔑もしていた。酒に酔ったののしり合いのあとでの父母の営みの意味がそれとわかったせいもある。

6年生になって何度か夢精を体験し、シーツや下着の汚れに赤面したけれど、その頃の私はリリーとの断絶後で他人との関わりにまったく無関心になっていたから、人との接触につながる性交の想像もつかず、自慰さえしなかった。

そのままの状態で、あの夜、ルシウスに抱かれた。体を揺るがすように生まれ出る欲望も、快楽も、射精の瞬間の自覚も、あの時が初めてだったのだ。すべてルシウスに与えられたもの。

自らの体に潜んでいた愉悦に戸惑った後は、ルシウスが、この高貴で美しい人が、私の体を愛しんでくれたことが信じられなかった。痩せこけた体に、醜い容貌。皆が、大きな鷲鼻や土気色の顔、そして脂性の黒い髪を嘲っていることは知っていた。行為のあとは、ルシウスの顔がまぶしくて、自分の顔を見られるのが恥ずかしくてたまらなかった。

30を過ぎた今になってもその思いは変わらない。ナルシッサは当然だが、ルシウスにはほかにも何人もいたはずだし、望めばたいていの相手は手に入れられたはずだ。ナルシッサとの結婚前後は、ほんとに長いこと抱かれることもなくほっておかれたが、寂しくは感じても、不満を言う立場ではないとわかっていた。そばにいられるだけで嬉しかったし、ルシウスもなぜか私を手放そうとはしなかった。

私より5歳上のルシウスは、目の周りにわずかなシワも見えてきたけれど、輝くような美しさに変わりはない。私のどこに愛でるものを見出してくれているのか・・?

薄眼を開けてルシウスを見ながらぼんやりとしてしまった私にルシウスが問いかけてきた。指先で刺激を加えながら。

「セヴィ、ぼんやりして、何を考えている?」

恥ずかしくて答えられるはずがない。唇をしめて横を向いていると、ルシウスは呪文で潤滑油を取り寄せて指を浸し、奥を弄び始めた。刺激に耐えかねて身をそらす私に、さらに聞いてくる。

「セヴィ、答えるのだ、何を考えている?答えないと。」

ルシウスがそっと指を引き抜いた。思わず押しつけるように付いていく私の体。

「なぜ・・」

「?」

「なぜあなたが私など抱いてくれるのかと・・」

ルシウスは手を止めて、愉しそうに笑いだした。

「セヴィ、何を今さら、そんな可愛いことを。お前は知らないのだな?その小難しい顔が快楽に歪んでどんなに官能的に映るか。その皮肉めいた口元が、どんなに可愛い泣き声をだすか。さあ、もういいから、あの可愛い泣き声をきかせてくれ。」

ルシウスはもう一度私を強く抱きしめて、指で十分に潤すと、私の中に入ってきた。体が満たされる。体の中も外もルシウスに満たされて、可愛いと言われた泣き声がルシウスの名を叫ぶのを聞きながら、私は果てた。体の中に、ルシウスが放出するのを感じながら。

荒い息が鎮まると、呪文で2人の体を清浄した後、ルシウスが優しく包むように私を抱き寄せた。

「セヴィ、私のものだ。あの初めての時からずっと、私だけのものだな?」

強くうなづいて、しかしホグワーツで身についた皮肉めいた物言いが口をついた。

「あなたがそうでないことは知っていますがね、ルシウス」

ルシウスはまた愉しそうに笑って答えた。

「生意気な口をきくようになったな、セヴィ。」

そして真面目な顔になって続けた。

「だが、私もお前のものだ。だけとはいわないが。この私が、10か月もずっと、お前の帰りを待っていたのだぞ。」

こういうときに語る言葉を私は持たない。返事の代わりにもう一度、強くルシウスを抱きしめた。


「リリー」

いつものようにリリーに語りかけたが、この夜だけは、言葉が続かなかった。かわりに、魂だけになって生き延びるダークロードのことが頭に浮かんだ。いつか必ず、いや、まもなく、ダークロードは復活するだろう。そのとき私はルシウスに敵対することになるのだろうか?

幸せに満たされていた心に、裏切りの事実がひたひたと、冷たい水のように滲んでくる。ポッターの命は守らねばならないが、ルシウスに杖を向けることなどできるはずもない。もしそのときが来たら・・・

そのときが来たら、死ぬしかない。私の死がルシウスとポッターの命を守ることになるなら、私は喜んで死ぬだろう。心を決めて、すでに寝息をたてているルシウスの胸に顔を埋めた。
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

tag : ハリーポッター セブルス ルシウス ナルシッサ

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