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スネイプとポッターと秘密の部屋(6)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


コリン・クリービーの石化の話が広まると、生徒たちは、次は誰が犠牲になるかという話で持ちきりになった。マグル出身や親マグルの生徒たちはピリピリと怯えを隠さない。

12月の第2週には、クリスマス休暇にホグワーツに残る生徒の登録が行われたが、今年はポッター、ウィーズリーグレンジャーに加え、ドラコにクラッブ、ゴイルまでが登録した。ドラコはルシウスに怒られるのがこわいのだろうが、ナルシッサが寂しがるだろう。クラッブとゴイルはドラコに従ったということだ。ドラコたちはともかく、秘密の部屋が開いて危険なポッターたちは、家があるのに、なぜクリスマスを自宅で過ごさないのか。今年はポッターがいようがいまいが、私は当然居残りだが。

魔法薬学の時間に怪しい出来事があった。スリザリンとグリフィンドールの合同授業中、ふくれ薬を作っていた時に、ゴイルの鍋が爆発したのだ。飛び散ったふくれ薬のせいで、近くにいたスリザリン生中心に多くの犠牲者が出た。つまり顔や手が膨らんでしまった。準備していたぺしゃんこ薬を与えてからゴイルの鍋を調べると、ウィーズリーの双子のいたずら花火のカスが残っていた。

「犯人がわかったら、必ず退学にさせてやるからな。」

こんなことをするのはポッターに決まっている。ポッターをにらみつけながら言ったが、困惑したような顔を作って空とぼけていた。あとで私用の薬剤庫を調べると、二角獣の角の粉末と、毒ツルヘビの皮の千切りがなくなっていた。ポリジュースの材料だ。今度は何を企んでいるのだ?


翌週ダンブルドアに呼び出され、ロックハートが決闘クラブを生徒に指導するから、手伝ってやってくれと言われた。なぜ薬学教授である私がロックハートのお守りまでしなければいけないのかと尋ねると、

「しかしセブルス、知っての通り、ギルデロイは先月ハリーの腕の骨を溶かしたじゃろう?ヴァルデモートならずとも命の危険は防がねばならぬからの。もちろん他の生徒もじゃ。」

ポッターはダークロードのみならず、ブラッジャーからもギルデロイからも狙われる。危険を引きつける磁石のような小僧なのに、本人に自覚がないから困る。

「わかりました。引き受けましょう。」

夕食後の決闘クラブには、多くの生徒が集まって来た。ロックハートがテーブルに上がり、にこやかに決闘の様式を説明した。そして教師、つまり彼と私のデモンストレーション。

「向かい合って互いに杖を向け、ワン、ツー、スリー!」

ロックハートの掛け声に従って「エクスペリアームス!(武器解除)」と叫ぶと、ロックハートが後ろに吹っ飛んだ。後ろの壁にぶつかって床に転げ、生徒が拾ってくれた杖を受け取りながらも説明を続けている。しかしもう一度決闘を見せる気にはならなかったらしく、生徒同士2人1組になるよう指示した。防衛力を身につけるには、親しい者同士より、適度に敵対した同レベルの生徒の組み合わせでなければ実力は付かない。私はロックハートのアシスタントとして、ウィーズリーはフィニガンと、ポッターはドラコと、グレンジャーはブルストロードと対にした。

「互いに向き合い、杖をかまえ、私がスリーまで数えたら武器解除の呪文を唱えましょう!武器解除だけですよ、事故にならないように。では、ワン、ツー、スリー!」

ロックハートが音頭をとって生徒同士の訓練が始まったが、すぐに大混乱に陥った。ドラコはくすぐり呪文をかけられてうずくまって笑い転げているし、ポッターはダンスを踊っている。ロックハートは「やめなさい!やめなさい!」と叫んでいるが、そんなことで興奮した生徒たちが鎮まるわけがない。

「フィニート・インカンターティム!(呪文よ終われ)」

私が叫ぶと皆静まったが、グレンジャーとブルストロードは収まらなかった。杖を投げ捨てて取っ組み合いをしていたからだ。なんとか引き離した。やり方がまずかったと悟ったらしいロックハートは、

「敵対的な呪文の止め方を勉強したほうがいいね、では」

と言って私のほうを見たが、ひるんだらしく方針を変えた。

「では1組、前に出て。ロングボトムとフィンチ-フレッチリー、どうだ?」

「それはまずいですな。ロングボトムの杖は単純な呪文でもひどいことを引き起こしますから。フリッチフレッチリーの残骸をマッチ箱に入れて医務室に送ることになりかねない。マルフォイとポッターはどうだ?」

この2人なら実力もあるし、ドラコはポッターにクィディッチの雪辱を果たせるだろう。

「すばらしいご提案です!」

ロックハートは、ドラコに杖をかまえるよう指示し、ポッターに止め方を教えているようだったが、杖を振りながら落としていた。私はドラコに危険のないよう、しかし腹を据えてかかれと耳打ちした。ロックハートが叫ぶ。

「ワン、ツー、スリー!」

ドラコは杖を上げ、「サーペンソーティア!(ヘビよ出でよ)」と叫んだ。

杖の先からは、黒い長いヘビが現れ、床に落ちた。生徒たちは悲鳴を上げて退き、ポッターは身動きできず立ちすくんでいる。

「動くな、ポッター。私が消してや・・」

「私にお任せを!」

ロックハートがしゃしゃり出て杖を振り回すと、ヘビは消える代わりに、空中に浮き上がり、また床に落ちてきた。怒ってシューと危険な音を立てている。まっすぐにフィンチーフレッチリーに向かい、鎌首を持ち上げ襲いかからんばかりだ。急いでヘビを消そうとしたとき・・・

ポッターがヘビに向かい何事か話しかけた。パーセルマウス。ポッターはヘビ語を解すのか?

「どういうつもりだ!」

フィンチーフレッチリーはポッターに向かって叫び、さっと振り返ると部屋を飛び出した。

私は前に出てヘビを消した。生徒たちにはざわめきが起こった。サラザール・スリザリンはパーセルマウスだった。それでは継承者は、、、ポッター?そんなことはありえない。母親のリリーはマグルの生まれだし、ポッターの父親とは何度も杖を向けあったが、パーセルマウスの気配などなかった。

翌朝、雪は吹雪に変わった。生徒たちはポッターがサラザール・スリザリンの継承者だと、怯えと怒りにざわめいていた。その夜、フィンチーフレッチリーと、ゴーストのほとんど首なしニックが石化した姿で発見された。そこにはポッターが立っていた。
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tag : ハリーポッター ハリー ウィーズリー グレンジャー 秘密の部屋

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(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)コリン・クリービーの石化の話が広まると、生徒たちは、次は誰が犠牲になるかという話で持ちきりになった。マグ...
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