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スネイプとポッターと炎のゴブレット(2)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です。)


今年は三大魔法学校対抗試合がホグワーツで開催されることになった。ホグワーツ校、ボーバトン校、ダームストラング校の三大魔法学校から代表選手が選ばれて、1年にわたり課題を競い合う。死者が出て危険だということで中止されていたが、100年ぶりに行われることになった。

ハローウィンの前日、それぞれの校長に引率されて、ボーバトンとダームストラングから代表生徒たちがやって来た。ダームストラング校の校長は、イゴール・カルカロフ。相変わらず痩せていて、背が高い。ひげを伸ばし、短い髪は銀色になった。元デスイーター。昔の仲間。

13年前にダークロードが消えた時、カルカロフはアズガバンに収監されたものの、魔法省と取引して仲間の名を売り、解放された。私の名も出されたが、幸いダンブルドアの証言に助けられた。ダームストラングの校長におさまっていたとは、うまくやったものだ。

三大魔法学校対抗試合の開催式も兼ねた晩さん会には、対抗試合を運営する魔法省国際局長のバーティ・クラウチと担当のルード・バグマンも参加した。

去年のルーピン、ブラックに続き、今年はマッドアイ・ムーディ、イゴール・カルカロフ、バーティ・クラウチ、ルード・バグマンと、ダークロード隆盛時に関わりのあった者たちが、続々とホグワーツに集結してくるようだ。デスイーターだった過去が私にまとわりついてくるような感じがした。

それでも、対抗試合という一大イベントを控え、華やかなボーバトンや雄々しいダームストラングの生徒たちを迎え、生徒たちは楽しくはしゃいでいる。試合に参加する各校代表選手を選ぶ炎のゴブレットが壇上に置かれると、生徒たちの興奮はさらに高まった。

しかし、競技は危険なため、代表選手は17歳以上の生徒に限られるとダンブルドアが説明すると、それ以外の生徒たちからはいっせいにブーイングが起こった。当然ブーイングは押し切られ、17歳以上の代表選手に名乗りを上げたい者は、炎のゴブレットに名前を入れ、各校1名ずつ、ゴブレットが代表を決めると告知された。

翌日のハローウィン晩さん会では、ゴブレットがいよいよ代表選手を決める。ダンブルドアが杖を振ると、ゴブレットの炎は赤く燃えたち火花を上げて、1枚、また1枚と代表選手の名前が書かれた紙が舞いあがった。ダンブルドアが紙を受け取り、名前を読み上げていく。

ダームストラング校からは、クィディッチの名手ビクトール・クラム。生徒たちから喝采があがった。続いてボーバトン校のフラー・デラクール。ヴィーラの美少女が立ちあがった。そしていよいよ、ホグワーツからはセドリック・ディゴリー。ディゴリーのハッフルパフ生は立ち上がり、ホグワーツ生徒たちからは大歓声が上がった。

拍手が収まるのを待ってダンブルドアが代表選手の決定を宣言した。しかし、またゴブレットが炎を上げ、もう1枚名前の書かれた紙が舞いあがった。紙を見て、名前を読み上げるダンブルドア。

「ハリー・ポッター」

ポッター?!耳を疑ったのは私だけではなかった。大ホールは一瞬静まり返り、皆の視線がポッターに集まる。それから大騒音となった。年齢制限にはずれた、しかも4人目の代表選手。

ポッターが対抗試合に出る?死者も出る危険な試合にまだ14歳のポッターが。またしても、ハローウィンの悪夢だ。年齢制限にはずれ、特別な能力もないポッターがゴブレットに名前を入れられたはずがない。企みがあるのだ、ポッターの命を狙う危険なたくらみが。なんとか試合が始まる前に阻止しなければならぬ。

代表選手の集まる部屋に、選手4人とダンブルドア、ミネルバ、私、そして校長たちと主催者側が集まった。当然ボーバトンとダームストラングからは、ホグワーツだけ2人の代表選手が出ることに対して抗議の声が上がった。これに乗じて、ポッターが年齢制限を破って名前を入れたのだということで、試合参加をやめさせなければ。

「ポッターは規則を破ってばかりいるのです!」

しかしダンブルドアは私を留めて、ポッターに名前を入れたのかと尋ねた。ポッターは入れてないと言う。わかりきったことだ。一刻も早く、ポッターをこの危険な試合への参加から遠ざけたい。

しかし、主催の魔法省のクラウチとバッグマンは、炎のゴブレットが決めたのだからポッターも参加するのが決まりだと言う。名前が出た者は試合に出る義務があると。

カルカロフが食い下がっていると、マッドアイ・ムーディが入って来た。もちろん、ムーディは私の過去と同様、カルカロフの過去もよく知っている。

「ゴブレットから名前が出ればポッターが戦わなければならないことを知っていて、誰かがポッターの名をゴブレットに入れた。」

ムーディはカルカロフを挑発するように言った。険悪な議論が続いたが、ダンブルドアに押しとどめられたので、私は黙って聞きながら、誰がポッターを危険に陥れようとしているのかを考えていた。カルカロフは卑怯な裏切り者だが、ダークロードの復活を最も恐れるものがあるとすればこいつだろう。ポッターになど関わりたくないに決まっている。ムーディは闇祓いだし、クラウチは闇の勢力に厳しく当たっていた。マダム・マキシームはなんの関わりもないし、バグマンはよくわからないが、大それたことができそうにも思えない。ありえないが、ポッターが自分で入れたのか?対抗試合のヒーローになりたくて?

やがて、ダンブルドアが、炎のゴブレットから名前が出た者は参加するというルールに従うしかないと議論を打ち切り、ポッターの参加が決まった。ポッターが試合に勝とうが負けようが構わないが、命に危険が及ばぬよう、見守っていくしかない。あるいは、ルール違反を見つけて棄権させられればそれに越したことはないが。

あとでダンブルドアとポッターの身の危険の可能性について話すと、「ハリーは試練を乗り越えて成長せねばらなぬのじゃ」などと言っている。私にはポッターがダークロードに対抗できるほどの魔力を備えられるとは思えないのだが。
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