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スネイプとポッターと炎のゴブレット(4)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


対抗試合の第二線が近付いた頃、奇妙な出来事があった。私はその夜も、ベッドに入ったものの寝付くことができず、あきらめてパジャマのまま校内の見回りに出た。忍び寄る闇の影に、神経がささくれだっているのだ。すると、私の研究室の扉が開いて灯りが漏れているのを見つけた。この深夜に、誰かが忍び込み、何かを探している!急いで研究室に向かう途中、上の階段から何かが落ちる大きな物音がして行ってみると。

フィルチがドラゴンの卵を抱え、ビーブスの悪さだと訴えてきた。ポルターガイストのビーブスが、呪文で閉ざした私の研究室に入れるはずがない。そう言うのに、日ごろビーブスに悩まされているフィルチはビーブスの仕業だと言い張って聞かない。

押し問答しているうちに、マッドアイ・ムーディが現れた。イヤな男が現れたものだ。ムーディが私の研究室を探っていたのか?

「パジャマパーティかね?」

ムーディが嫌味たらしく尋ねた。フィルチがビーブスがどうやら言っている。私はムーディと関わりたくなくて黙っていたが、フィルチの言う通りかと水を向けられた。

「私の研究室に誰かが忍び込んだので調べに来たのだ。」

「誰かがおまえの研究室に押し入ったと?」

「たいしたことではない。」

そう言ってムーディを追い払おうとしたのだが、

「おまえの部屋に押し入る動機がある者とは誰だ?」

としつこく絡んでくる。あなたでしょう?と言えば居つかれてしまうので、もう一つの可能性に話を逸らした。

「生徒の誰かが魔法薬の薬剤を盗もうとしたのだろう。前にもそういうことがあった。」

しかし、、

「他にもなにか研究室に隠しているものはないのか?」

ムーディは元デスイーターの私に絡みたくてしかたがないのだ。すでにムーディが研究室を調べたことを言い返したが、人を信じやり直しのチャンスを与えるダンブルドアは私を信頼しても、自分は疑いを解かないと言った。

「洗っても落ちないシミがあるというのがわしの持論だ。どういうことかわかるだろう?」

ムーディの言葉に、思わず左腕の闇の印を押さえてしまった。ムーディは高笑いして、早く部屋へ帰れと脅してきた。脅されるのは腹が立つが、これ以上ムーディと関わってもろくなことがないので引き上げようと思った時、

「これは何だ?」

ムーディが階段に落ちた羊皮紙を指し示した。

去年ポッターが持ち歩いていた怪しい紙だ!ポッター!また夜なかに出歩くような危険なまねを。思わず冷静さを失ってしまった。

「ポッターだ!ドラゴンの卵も羊皮紙もポッターのものだ!ポッターがいる。透明マントだな!」

手を振り回して姿の見えぬポッターを探す私を止めるように、ムーディが言った。

「いかに早くおまえの考えがハリーに結び付いたかダンブルドアに告げよう。」

「どういう意味だ?」

「ハリーに恨みを持つものが誰かダンブルドアは興味があるからな。わしも興味があるぞ、スネイプ、大いにな。」

もちろん私も興味がある。が、、、ここでムーディにどのような態度をとるべきか決めかねた。真実を見抜くムーディの義眼。私は冷静さを取り戻し、閉心術を使いながら、教師の立場を保って言った。

「私はただ、ポッターが規則を破ってまた夜中に徘徊しているなら、安全のためにやめさせなければと思っただけだ。」

「なるほど。」

ムーディがいるなら、今ここでポッターの身に危険が及ぶことはないだろう。

「私は寝室に戻る。」

「よい考えだ。」

私は部屋に戻ったが、心配と怒りで眠れそうになかった。ポッター、危険がいつになく迫っているのに、なぜ危険を買って出るようなことばかりするのだ?皆がおまえの身を心配して警戒しているというのに。

そして、自らの落ちないシミを思う。リリーを死に至らしめた闇の刻印。

印を刻んだ時は、優秀な闇の魔法使いの証しと、誇らしくさえ思ったものだ。ルシウスと左腕を並べて、消えることない絆の印と喜んだこともあった。若き日の愚かな過ち。それは、私の命に灯りを灯してくれたリリーに死をもたらす、暗黒の力だったのだ。シミは消えぬが、命をかけて償う。私にできるのはそれだけだ。

翌日研究室を調べてみると、ポリジュースの材料が盗まれていた。2年生の時にポッターたちが盗んだものだった。あのときも証明はできなかったが。

対抗試合の第2課題は、水中に沈められた、選手たちそれぞれの大切な人を、制限時間内で救い出すというものだった。このためにポッターがポリジュースの薬剤を盗みに研究室に入ったのだと確信した。途中棄権したボーバトンを除く3人の代表選手たちは無事課題を成し遂げ、ポッターはディゴリーと並びトップとなった。

魔法薬学の授業で、私はポッターから減点をとって、真夜中の徘徊や盗みを懲らしめてやるつもりだった。ちょうど予言者新聞や週刊魔女にポッターの面白い記事が出ていた。ポッターとグレンジャーとダームストラング校のクラムが三角関係だという。生徒たちの前で記事を読み上げ、さらに真実薬を飲ませてやろうと脅したが、ポッターは挑発にのらない。そうこうしているうちに、、、

授業中だというのに、カルカロフが訪ねてきた。左腕の闇の印がますます濃くなり、いてもたってもいられないのだろう。私が避け続けていたから、逃げられぬ授業中を狙ってきたのだ。授業が終わるまで待たせたが、カルカロフも消えぬシミに苦しんでいるのだ。しかし、もし計画通りダークロードが私をスパイと認めてくれて、そのときカルカロフがホグワーツに残っていたならば、他ならぬ私自身の手で彼を捕えるか、悪くすれば殺せと命じられるかもしれない。

「ダークロードの復活は近い。今すぐ逃げろ、イゴール。それしかないだろう?」

「セブルス、おまえはどうするんだ?いっしょに逃げないか?」

「私は、逃げるつもりはない。ここに残る。」


5月末に、魔法省の国際局長であり、三大魔法学校対抗試合の主催者兼審査官である、バーティ・クラウチが行方不明になった。クラウチは対抗試合の開催の日以来様子がおかしく、最近は姿も現さなくなっていた。校庭に対抗試合の代表者が集まり、最終戦の課題が与えられた後、ポッターとクラムが禁じられた森の近くで話していたときにクラウチの姿を見かけ、あまりに様子がおかしいのでクラムが見張りポッターがダンブルドアに告げに来たのだが、行ってみるとクラムは襲われて気絶し、クラウチの姿は消えていたということだ。

魔法省ではほかに、バーサ・ジョーキンズが行方不明になっていた。一人、また一人と、人が消えていく。これもダークロードがまもなく復活する前兆だ。

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