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スネイプとポッターと炎のゴブレット(5)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


6月も終わりに近づき、いよいよ対抗試合最終戦の日となった。ポッターの命を狙うために代表選手にさせた者にとって、最後の機会となるわけだ。闇の印はますます濃さを増していた。

第3の課題は迷路。様々な魔法の施された迷路を通りぬけ、優勝杯を持って帰還した者が対抗試合の優勝者となる。途中で危険を感じた選手は、杖で赤い火花を打ち上げれば職員が救出することになっていた。まもなくボーバトンの代表選手、しばらくしてダームストラングの代表選手の杖から火花が打ち上げられた。残るはポッターとディゴリー。

無事を祈って待つうちに突然、左腕の闇の印が焼け焦げた。デスイーターへの招集の印。ダークロードが復活したのだ!何があったのだ?ポッターはどうなったのだ?私はただちにダンブルドアに報告した。ダンブルドアは厳しい顔つきになり、不死鳥のフォークスを使って何やら魔法を施していた。ポッターを支援しているに違いない。

気が遠くなるほど長く思われた時間の後、ポッターとディゴリーがポートキーでスタンドの群衆の前に戻って来た。ダンブルドアが駆け付けたが、すでにディゴリーに息はなかった。スタンドの観衆から上がる悲鳴。大混乱となった。

そして、魔法大臣のファッジとダンブルドアがポッターにそこで待つように言いつけ、ディゴリーの家族に事態を説明している隙に、、、マッドアイ・ムーディがポッターを連れて行った。

「追うのじゃ」

ダンブルドアに従いミネルバとともにあとを追うと、2人はムーディの部屋に入って行った。ダンブルドアが恐ろしい形相で扉をぶち破り、ムーディを吹き飛ばして気絶させた。そして、そいつはムーディではないと。本物のムーディならこのようなことをするはずがないと言った。

ダンブルドアに命じられて、私は真実薬としもべ妖精のウィンキーを連れに行き、ミネルバはハグリッドの小屋の犬をダンブルドアの部屋に連れて行った。私とミネルバがムーディの部屋に戻ると、そこには男が倒れていて・・・

「クラウチ!バーティ・クラウチ!」

私が叫ぶのとともに、しもべ妖精が叫んだ。

「バーティさま!バーティさま、なぜこんなところに?」

行方不明となっていた魔法省国際局長、バーティ・クラウチの息子、バーティ・クラウチ・ジュニアだった。クラウチ・ジュニアはデスイーター、私の昔の仲間だった。ダークロードが消えた後、レストレンジたちとダークロードを探し求め、ロングボトム夫妻を拷問にかけて廃人にした罪でアズガバンに終身刑となったはずだ。ほかならぬ父親の判決により。まだ少年の面影が残る17、8歳だった。

ダンブルドアは私が持ってきた真実薬をクラウチ・ジュニアに飲ませると、復活呪文をかけて意識を取り戻させた。クラウチ・ジュニアが語った真実は、驚くべきものだった。

病気で死期が近づいた母親が、当時魔法省で権力のあったクラウチの父親に頼みこんでアズガバンを訪れ、ポリジュースで変身して弱り切っていた息子と入れ替わった。家に戻り回復した息子は、服従呪文と透明マントで隠されしもべ妖精に世話されていたが、同情したしもべ妖精が父親を説得し、気晴らしにクィディッチ・ワールドカップを観戦しにゆくことができた。透明マントをつけて、しもべ妖精に付き添われて。

そこで服従呪文を破り正気に戻った彼は、貴賓席の前の席に座っていたポッターの杖を盗み、ちょうどお祭り気分でマグルをいたぶって遊んでいた元デスイーターのグループに腹をたて、闇の印を上空に打ち上げたのだ。消え去ったダークロードを追い求めてアズガバンに収監され、軟禁生活の中ダークロードの復活のみを望んで暮らしたクラウチ・ジュニアにとって、ダークロードを見捨てて保身に走り、マグルいじめに興じる元デスイーターたちは許し難かった。父親がしもべ妖精を首にしてことは収まったが、家に戻るとダークロードが訪れ、今度は父親のほうに服従呪文をかけた。

ダークロードがクラウチ家を訪れた経緯はこうだ。3年前の賢者の石事件で、寄生していたクィレルの体を失なったダークロードは、アルバニアの森の奥で細々と命をつないでいた。そこに1年前、旧友に隠れ場所を暴かれたワームテールことピーター・ペティグリューが、居場所を求めてダークロードを探し当てたのだ、鼠のネットワークを使って。そして、たまたまクラウチの父親を訪ねて息子が脱獄していたことを知っていた魔法省のバーサ・ジョーキンスをつかまえてダークロードのもとに連れて行った。

ダークロードはバーサ・ジョーキンスから、今でも忠実なる自分の僕、バーティ・クラウチ・ジュニアのことと三大魔法学校対抗試合のこと、ムーディがホグワーツの教授に就任することを聞き出した。そして自分が開発した闇の呪文で本格的に復活するのに必要なポッターをおびき寄せる計画をたてた。つまり、バーティ・クラウチ・ジュニアをムーディに変身させてホグワーツに送りこみ、対抗試合を利用してポッターを連れてこさせる計画を。

クラウチ・ジュニアはその計画をうまく実行した。炎のゴブレットにポッターの名を入れて代表選手にし、ポッターが課題を果たせるよう密かに力を貸し、最後は優勝杯をポートキーに変えて、復活の儀式の場所、ダークロードの父、リドル家の墓があるリトル・ハングルトンに飛ばせた。途中、服従呪文を破ってダンブルドアに告白しようとやって来た父親を、ポッターから取り上げた忍びの地図で見つけ出し、殺して骨にかえて埋めた。私の研究室に誰かが忍び込んだあの騒ぎは、クラウチ・ジュニアがポリジュースの材料を盗みに来たもので、あのとき落ちていた羊皮紙が忍びの地図だったわけだ。

クラウチ・ジュニアの話を聞き終えると、ダンブルドアは彼をぐるぐる巻きに縛り上げ、ミネルバには見張りを、私にはマダム・ポンフリーを呼んでクラウチ・ジュニアを医務室に運び、魔法大臣のファッジを呼ぶよう言いつけて、ポッターを連れて出て行った。
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tag : ハリーポッター ハリー ダンブルドア ダークロード バーティクラウチ

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(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)6月も終わりに近づき、いよいよ対抗試合最終戦の日となった。ポッターの命を狙うために代表選手にさせた者にと
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