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セブルス・スネイプと不死鳥の騎士団(8)

(これは『ハリーポッター』シリーズの本と映画鑑賞後の、妄想です)


クリスマス前にアーサー・ウィーズリーがダークロードの蛇に襲われたが、幸い、ポッターがその現場を見ていたことで手遅れにならず救出された。ポッターとダークロードの間の意識の繋がりは、ダンブルドアが以前から騎士団に警告していたことだった。

今回ポッターは、ダークロードの蛇の視線で、ウィーズリー襲撃の現場を目撃したと言う。ウィーズリーは騎士団の任務で、神秘部入口の警戒の当番をしているところだった。

ダークロードの蛇、、ナギニ。デスイーター集会の席でも、ダークロードのそばにいるのを何度か見たことがあった。一向にはかどらない予言の入手に業を煮やして、ダークロードがナギニを魔法省に忍び込ませたのだろうが、、、。

意味するところは、ポッターの意識がダークロードに繋がり、ダークロードの意識はナギニの中にあったということになる。これらの意識の繋がりは、いったい何によるものなのか?4年前には若き日のダークロード、トム・リドルの記憶が込められた日記が、ジニ―・ウィーズリーの意識を操り秘密の部屋の扉を開いた事件があった。リドルの日記は、その破壊を知ってダークロードがルシウスを殺しかねない勢いで激怒したものだった。ジニ―・ウィーズリーやその前年に肉体が復活する前のダークロードがクィレルに取りついていたことがあったが、、、。

ジニ―・ウィーズリーやクィレルのような憑依とポッターのケースはやや異なる印象だが、ダークロードは何らかの理由により、ポッターやナギニと意識を共有する繋がりを持っている。ダークロードの意識が本体を離れ、あちこちに忍び込む薄気味の悪さを感じた。ダークロードは、肉体を失い魂だけの惨めな姿で生き延びたと言っていたが、今ある体以外に、ダークロードの魂を宿すものがあるということか?それがポッターとナギニ?他にも何かあるということか?なんらかの闇の魔術の作用に違いないとは思うが、考えてもよくわからなかった。

アーサー・ウィーズリーの負傷以来ウィーズリーの子供たちやポッターはグリモールドプレイスにいたが、そのまま学校もクリスマス休暇に入った。私は情報収集をするとダンブルドアにも知らせたうえで、マルフォイ邸でクリスマスを過ごすことにした。

今年のマルフォイ邸のクリスマスパーティには、多くのデスイーターが集まった。デスイーター集会の緊迫したムードと違い、皆陽気だった。昔からの仲間たちが集まり酒を飲み交わせば、気分も晴れるというものだ。最近イラついてばかりのダークロードも、闇陣営が勢力を盛り返せば落ち着くだろうと楽観的な話ばかりで、目新しい情報は得られなかった。

私も気が緩みかけていた頃、ルシウスが近付いてきて、こっそり話しかけてきた。

「セヴィ、シリウス・ブラックはポッターをずいぶん可愛がっているようだ。」

私は少し驚いた。新学期の初めに、ルシウスがホグワーツ特急のホームでブラックが変身した黒犬の姿を見かけたため、すでにブラックとポッターに交流のあることは知られていた。ブラックの旧友ペティグリューが今はワームテールとしてダークロードに仕えているので、ブラックのアニメガスも、ブラックが騎士団メンバーであることも闇陣営には知られていたのだが、、、だからこそダンブルドアもブラックに固く外出を禁じている、、今なぜブラックの話が?

「ルシウス、なぜそんなことを?私はブラックもポッターも嫌いだから2人の仲はよく知らないのだが。」

「ここにはブラック家の人間がいるからな。」

「ナルシッサ?」

ナルシッサとブラックは従姉弟同士で、ナルシッサはルシウスに嫁ぐ前はあのブラック邸で育ったのだ。ルシウスは曖昧にうなづいて、

「ブラック家の話は自ずと伝わってくるのだ。ダークロードも喜んでおられた。」

些細なこととは思ったが、ホグワーツに戻り、ダンブルドアに報告した。ダンブルドアはしばらく何か考え込んでいるようだったが、クリスマス休暇の最期の日に校長室に呼ばれた。

「セブルス、ハリーとヴォルデモートの意識の繋がりは危険なものになってきたと思うのじゃ。アーサーの襲撃が直ちにこちらに知れたことで、ヴォルデモートもこの繋がりに気づいた恐れがある。」

「ポッターは自分の特別な能力でアーサーを救えたと、さぞかし得意に思っていることでしょうな。」

「セブルス、いい加減にするのじゃ。ハリーはそんなふうには思ってはおらん。」

「それでは特別扱いして甘やかすのではなく、それが皆を危険に曝すのだとはっきり知らせるべきだと思いますが。」

「その通りじゃ、セブルス。そこでじゃ、ハリーに閉心術をおしえてやってくれんかの?」

「私がポッターに?うまくいくとは思えませんな。」

「セブルス、他に誰がおるというのじゃ?」

「それは、、、たとえば校長ご自身が教えられれば。」

「ヴォルデモートにいつのぞかれるかわからんのに、わしがハリーと親密に接するわけにはいかんのじゃ。おまえはヴォルデモートの開心術にさえ勝る閉心術の名手じゃろう?その術をハリーに教えるのじゃ。」

そう言われれば、それ以上逆らう言葉は見つからなかった。たしかに、ダークロードがポッターの心をのぞいても、ポッターの意識の中には私といがみ合う姿しかないはずだから、安全ではあった。

「わかりました。それでは、お引き受けします、校長。」

閉心術と開心術。表裏一体ともいえる2つの魔術は、素質によるものが大きいが、育った環境も影響する。私はいたぶられるばかりの子供時代、身を守るために心を隠す術を身につけた。閉ざし方がわかれば開き方もわかりやすい。後にダンブルドアから開心術をおしえてもらい、ある程度は開心術も身につけている。

開心術の名手といわれるダークロードも、子供時代はめぐまれぬ境遇だったと、自身が語っていたことがある。ダークロードはその素質を磨き、周囲の心を読んで相手を支配し痛めつける術を得たのだろう。逆に、ルシウスのように周囲の思惑を気にする必要なく育つと、たとえ素質があったとしてもあまり身に付かないようだ。ポッターにはその必要性を十分認識させなければならない。心を閉ざすことを身につけた者だけが、身を守ることができるのだと。

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